住宅ローンを失敗しないためには、予算と費用の不均衡をなくして、バランスの良い収支を考えなくてはなりません。
まず、住宅ローンの鉄則として、自分が借りられる金額よりも返すことのできる金額をもとにローンを組まなければならないということが言われています。
そのためには、まず自分の収入や資産、負債を出して、返済能力をはかり、家族構成に借り入れ期間や金利も踏まえて、借入れの希望額を決定するようにしなければなりません。
これは、金融機関が提供している住宅ローンの返済シミュレーションを利用して計算すれば、かなり正確な数字が求められます。
返済が完済する時期については、定年となる年までになるようにすることも必要かもしれません。
それに、退職金も当てにしないようにしたほうがいいということも言われています。
というのも、会社からの決まった給料がなくなり、返済に充てるお金と家計に回すお金のバランスが勤務時よりも大きく変わってしまうためです。
最初に計算しておけばできそうにも思えますが、長い返済期間において事情が変わってくるものであり、予測するのが難しいものでもあるためです。
しかも、年金さえもあてにできない時代になってきているため、単なる最初の計画の修正では終われないこともあります。定年を最終地点と考えたほうが、その後の生活にも不安を残しません。
要するに、最初にプランをたてるときは着実という言葉をキーワードとし、プランを修正しなければならないような状況になりそうな要素を省いていくことが必要です。
そこで、繰上げ返済のようなプラスになる要素は残しておくべきです。
ただし、10年以上の住宅ローンで、残高に応じて所得税や住民税の一定割合を控除してくれる住宅ローン減税を利用することにしたときの繰上げ返済には気をつけなければなりません。
繰上げ返済のしすぎで住宅ローン期間が10年を切ってしまうと、住宅ローン減税の対象外になってしまうからです。焦っての繰上げ返済は損になることもあるということです。